ロックアップとは何ですか?
ロックアップとは、IPO後の安定した株価形成のため「IPOより前から株式を保有している株主が上場後一定期間、保有株式の売却等を行わない等の契約を交わすこと」を指します。
一般的にIPO直後におけるIPO銘柄の株価の動きは不安定で、IPOの直後に大規模な売却が行われる、もしくは大規模な売却が行われた場合、売り圧力もしくは潜在的な売り圧力となり、安定した株価形成に大きな負の影響を与えることとなってしまいます。
こういった事態を避け、株価の安定的な形成に資するため、ロックアップという制度が設けられています。 ロックアップには「任意ロックアップ」と「制度ロックアップ」の二種類があります。
(1) 任意ロックアップとは
上場直前期以前から株式を保有している株主と主幹事証券会社との間で、保有する株式等の売却等を一定期間行わない(継続所有する)旨を確約することです。継続所有期間は一般的に、上場日後90日目まで、または180日目までとされています。 任意ロックアップの内容は、株式上場前に開示される目論見書の「募集又は売り出しに関する特別記載事項」において開示されます。
(2) 制度ロックアップとは
上場直前期以降に株主となった方に対し、証券取引所の規則によりIPO後の一定期間(原則として上場後6ヶ月)、その保有する株式等について売却せず、継続所有する等の確約をすることです。
「イークラウド」でクラウドファンディングで投資を行った株主は、任意ロックアップの対象になる可能性があります。